マーケティングテクノロジー藤井でございます。
早くも花粉が飛び始めているそうですがみなさまお健やかにお過ごしでしょうか。

「Googleレンズ」はスマホのカメラで写した「画像」を検索したり翻訳してくれる機能で、スマホで「画像」を写すだけでいろいろ調べることができて便利です。

名前は聞いたことがあるけれど実際に使ったことはない方が多いようですので紹介させて頂きます。

〇花の名前を検索

Google検索の右側にあるアイコンをクリックします

  
 
カメラが起動するので「検索」を選んで虫メガネを押します

必要であればサイズ感を調整します（しなくてもほぼOK）

これだけでお花の名前を教えてくれます！

〇電球を検索

電球が切れた時に同じサイズ・色・ワット数等を探すのに苦労しませんか？

同じ電球を教えてくれます（たぶん）。

〇翻訳

画像の翻訳も簡単です。「Googleレンズ」ボタンを押すとカメラのように対象物が表示されます。
 

そこで「翻訳」を選択すると虫メガネを押さなくても以下のように表示されます。

上の文章はベトナム語、下の文章は英語ですがどちらの言語も同時に日本語に翻訳してくれています。左下の「100gr」も「100グラム」になっています。

「ソフトドライマンガ」は元の英語が「Manga」に見えるのでご愛敬ですね。
 

〇 PCのChromeでも「Googleレンズ」

画面上で右クリックするとメニューの中に「Googleレンズで検索」があります。

文章を選択すると「テキストを選択 / 翻訳 / 画像としてコピー」が表示されます。

「翻訳」を選択すると右ペインに翻訳文が表示されます。

スマホの「Googleレンズ」は検索も便利ですし、海外に行った時にレストランのメニューなどすばやく翻訳してくれて便利だと思います！機会がありましたら一度お試しください。

再びマーケティングテクノロジー藤井でございます。

商品・サービスを提供する側は消費者が商品を選択・購入する決め手が何かを把握するために調査を実施しているかと思います。

コンジョイント分析では購入や選択への影響度を表す数値（効用値）、商品の各特徴についての好き嫌いがわかります。

〇一般の質問では

商品やサービスについて消費者が好む要素は様々で、複数で多岐にわたり唯一ではありません。

例えばスマホを購入する場合、消費者にそれぞれの要素は重要でしょうか？と質問すると、価格は重要、機種も重要、バッテリー容量も重要、という回答になるでしょう。

それでは消費者にとって本当に重要な要素は何かがわかりません。

〇コンジョイントでは

コンジョイントでは商品やサービスの要素それぞれを直接的に対象者に評価してもらうのではなく、商品スペックの組み合わせを提示して「この中で買いたい商品はどれか？」を繰り返し聞きます。

調査画面

コンジョイントでは商品のスペックにトレードオフが発生するようになっており、消費者は提示された商品から買いたい商品を選ぶだけですが、回答結果から消費者自身も気づいていない商品選択時に大きく影響する重要な要素を数値で知ることができます。

例えばスマホの場合、価格、機種、バッテリー容量等でそれぞれの重視されている度合いが数値化されるので、商品開発や販売でどこに注力すればよいかがわかります。

それぞれの重要度が数値化されるので商品購入の決定要因が明確になり、商品開発や販売戦略で重要な機能等に注力することができます。

〇平均相対重要度

重要度は各属性の何がどの程度重視されているのかを表す数値で、全ての重要度を合計すると100％になります。

以下チャートです。

最も重視されているのが機種で約7割、次いでカメラの画素数、容量、価格、バッテリー容量という順位で重視されています。

〇平均効用値

商品スペック（水準）の「好ましさ」を算出した値が効用値です。

消費者は商品を購入するときに意識的あるいは無意識に「少し価格が高いけれども性能がいいから購入しよう」あるいは「この商品は、性能がイマイチだけど安いから購入しよう」といったトレードオフ（取捨選択）を行っていますが、そのトレードオフ（取捨選択）をコンジョイントでは「効用値」という値で数値化しています。

以下が効用値をチャート化したものです。

「機種」ではiPhoneが最も好まれ（0.56ポイント）、次いでGalaxy、僅差でXperiaとなっています。

容量、バッテリー容量、カメラの画素数はいずれも大きいもの、画素数が多いものが人気が高いです。

価格も当然ながら安い方が好まれており、特に72,600円と89,424円の落差が大きくなっていることがわかります。

効用値は各属性ごと「０」を基準として、「好まれるもの」がプラス側、「好まれないもの、あるいは効用が小さいもの」がマイナス側に表示され、数値の大きさがその強さを示します。

〇回答者ごとの重要度

回答者ごとの各属性の重要度です。

〇回答者ごとの効用値

回答者ごとの各水準の効用値（好まれ度）は以下のような数値で算出されます。

〇属性水準表（参考）

また、これらの結果を使って「どうやったらわが社の商品Ａのシェアを上げることができるのか？」などのシェア予測（シミュレーション）を行うことができます。

お手元でシェア予測ができるファイルをご提供することも可能です。自社商品の機能を変えたらシェアはどう変化するか、値段を下げたらどのようなカニバリ（自銘柄同士のシェアの共食い）が起こったりするのか等を自由自在に確認できます。

ご不明点などありましたら何なりとお問い合わせください。

弊社コンジョイントサイト
https://m-te.com/conjoint-analysis-2/