2020.06.02 |
---|
離散的属性と線形的属性の差異を教えて頂けますでしょうか?離散的属性は水準の価格価値を算出できないのでしょうか?
●離散的属性:ブランド等人によって好みが分かれる属性
●線形的属性:価格など水準の方向性が決まっている属性
●二値的属性:機能あり、なし等のON/OFFの2水準の属性
離散的属性と線形的属性についてですが、基本的には離散的属性については価格プレミアム(1効用単位あたりの金額価値の算出を他属性の水準間の効用差に乗じて価格価値とする)の算出をあまり行わないだけであって、できない訳ではありません。
基準となる水準を決めさえすれば、効用値の差を価格価値として表しているだけですので可能です。
但し、離散的属性はご推察の通り人によって好みがわかれますので、場合によっては効用値の平均値が打ち消しあってしまう可能性があります。
この場合、価格価値が低くなってしまいます。(マーケット全体としての平均という意味では間違いではありませんが。これが離散的属性での価格プレミアム算出をあまり行わない所以の1つかと思います。)
そこで分析者のスタンスになりますが、個人効用値から判別し支持する水準別に支持派グループを分け、それぞれごとに価格価値計算を行う等が必要になるかもしれません。