2020.06.11 |
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MaxDiffの提示方法で各画面に4~5項目呈示とのことですが、この選び方はどのようにしているのでしょうか? 直交法のような形で、総当たりの全組み合わせではなく、回答に応じて、聴取項目を裏でコントロールしているのでしょうか?
アイテムのサブセット(1画面に呈示するアイテム)数は、以下のような目安計算式にて求めています。
『総アイテム数÷1問中のアイテム数x3~4=呈示問数(画面数)』
※但し1問中のアイテム数は6個以下であること
※また、1問中のアイテム数は総アイテム数の半分を越えないこと
通常は、見易さ、答え易さを基準に4~5個のアイテムを1画面に提示することが多い状況です。
例えば20アイテムの場合、1問(画面)に5つのコンセプト(アイテム)を呈示するとした場合、質問を16回行うのがベストとなります。
推奨質問回数の計算式は、
「推奨質問回数=アイテム数(20)÷1問中のアイテム呈示数(5)×4または3
※通常4倍が良い」となります。
アイテムの内容がやや複雑等、回答者負荷が高い場合は12回程でも何とか
大丈夫かと存じます。
アイテムの呈示はシステムで、通常(デフォルトで)調査票セット約200パターン程のバージョンをあらかじめ作成します。ランダムに1人1バージョンを受け取り回答して頂きます。バージョン数は多ければ多いほど良いという訳でもなく、10バージョン程でも十分なランダム性が確保されます。
バージョン数は多くしてもあまりランダム効率は劇的には上がらないですが通常は対象者数が200人以上であれば、200バージョンにて実施しています。
対象者へのバージョンの分散も概ねでも問題ありませんので、必ず各バージョンに均等数の回答者が必要ということでもありません。あくまでも概ねのコントロールで問題ない形となっています。
様々な調査票バージョンにより、各アイテムの総露出数が被験者全数を通じて概ね均等(直交)するようにコントロールされます。これはMaxDiffシステムが自動的に実施いたします。