2020.06.30 |
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直交表を用いたフルプロファイル型(Traditionalなタイプの)のコンジョイントを考えていますが、直交表が32枚と非常に多くなってしまいます。CBC等も考えましたが自分で扱いやすいのでTraditionalなカードランキング式のコンジョイントを実施したいのですが何か良い方法は?
そうですね。
通常はCBCやACBC等の手法をお勧めいたしますが、確かにSPSSやR等でご自身で解析等されたい等のケースはあるかと存じます。この場合、32枚ものカードを被験者にランキングやスコア付けしてもらうのは非現実的です。
内容にもよりますが弊社でも9枚程度、最大でも12枚が限界ではないかと考えています。
この場合は多数の直交カードのランキングやスコアを1カードずつ、かつ、対象者個人一人一人ずつ得る必要があります。
そこで各カードを1つのアイテムと考えMaxDiffを使って被験者の評価の負担を下げ、かつ、精度高く1枚ずつのカードのスコアやランキング値を得ることが可能です。
MaxDiff自体は組み合わせを評価するものではありませんのでコンジョイントではありませんが、多分にコンジョイント的なアプローチではあるため複雑な感じはありますが、回答する被験者にとっては非常に簡単で、少ない負荷で全てのカードを正しく評価できる方法と言えます。
例えば32枚のカードの場合、32÷6×3=16回のベスト/ワーストの試行で大丈夫です。
直交カードの枚数がさらに少なければこの試行数も減ってきます。
https://m-te.com/mte/maxdiff/