2021.11.04 |
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どんな文章も3行に要約するAI [MTレター062]
当メールは以前弊社スタッフと名刺及びメール交換させて頂いた方に送らせて
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下さい。
▼今月のコンテンツ
ご挨拶:どんな文章も3行に要約するAI
タレマ!:旅と聞いて思い浮かぶ有名人といえば
コンジョイントQ&A:コンジョイント調査を実施する際の指針はありますか?その1
スタッフコラム:グレートフィルター
▼ご挨拶
「どんな文章も3行に要約するAI」
マーケティングテクノロジー藤井でございます。
ついこの間まで夏だったのに急に冬な感じの今日この頃ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
前回はAIが咳の音でコロナを判定するサービスをご紹介しましたが、今回はAIが文章要約をするサービスを紹介させて頂きます。
〇ELYZA DIGEST(イライザダイジェスト)
「どんな文章も3行に要約するAI」という文章で全てをご理解頂けるかと思います。
東京大学・松尾豊研究室発のAIベンチャー「株式会社 ELYZA(イライザ)」がリリースしたサービスで、謳い文句は「人間より短時間で要約でき、要約の正確性は人間に匹敵する」で、議事録作りやコールセンターでの対話メモ作成などでの活用を目指しています。
先月の弊社メルマガで私がご紹介した「mRNA(メッセンジャーRNA)とは」を要約したところ、待つこと10秒で以下文章が出てきました。
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新型コロナのワクチンが急速に開発された理由を解説している。
遺伝子解析の技術が以前と比較にならないほど早くなったことが理由の一つ。
mRNAワクチンはがん治療や再生医療などへの応用が期待されている。
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mRNAワクチンによるがん治験の文章要約も以下の通りです。
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米アリゾナ州に住む女性が頭頸部がんになり、治療を終えた。
10日後に鎖骨にしこりがあることに気づき調べたところ、がんは猛烈な勢いで再発。
女性は治験に応募し、自分用の個別化mRNAワクチンの注射と点滴を投与した。
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〇株式会社 ELYZA
株式会社 ELYZAは自然言語処理技術(NLP Natural Language Processing)の研究を進め、AIエンジン「ELYZA Brain」を開発しています。
社内検証で平均約900文字のテキストを使って人間とELYZA DIGESTの要約を比較したところ、人間は要約に約5分かかるところ、ELYZA DIGESTは約10秒で終了。「正確性」は人間とELYZA DIGESTが同等という結果だったそうです。
〇「ELYZA DIGEST」公開5日で13万人が利用
「ELYZA DIGEST」は公開後にSNSなどを通じて一気に拡散され、5日間で約13万人がデモサイトを訪れ、約14万回文章を要約したそうです。
ELYZA DIGESTは要約後に生成された要約文が成功か失敗かをユーザーがフィードバックできる仕様なのですが、5日間の集計結果では「失敗」を選んだユーザーが半数以上を占めてしまいました。
まだまだ開発の余地はありそうですがそれでも先ほどご紹介したmRNAの要約では、ここまで要約してくれたらすごいなと思いました。
今後の精度アップに期待ですね!
〇ということで、ここまでの文章を要約してみた結果は以下の通りです!
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AIが文章要約をするサービス「ELYZA DIGEST」を紹介している。
AIエンジン「ELYZA BRAIN」を開発し、社内検証で平均約900文字のテキストを使い比較。
人間が要約に約5分かかるところ、ELYZA DIGESTは約10秒で終了した。
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いかがでしょうか?
「ELYZA DIGEST」デモサイト
https://www.digest.elyza.ai/
(記:藤井 )
▼タレマ!
「旅と聞いて思い浮かぶ有名人といえば」
担当の小松です。
タレマ!とはタレントマーケティングの略で、毎回テーマを定め、テーマからどんな有名人を想像するかという調査を行い発表させていただきます。
また、他にも定例の質問といたしまして、最近CM等で目にした有名人を調査しており、そちらもまとめております。
旅と聞いてどんなタレントが思い浮かぶかを全国の15歳以上の男女5003人を対象に調査を行いました。
結果は下記の通り!です。
〇昨年に引き続き僅差で人気芸人が首位!
「旅」と聞いて思い浮かぶ有名人について調査したところ、「出川哲朗」と答えた人が全体で420人と最も多く、2位は「太川陽介」で412人でした。3位には「サンドウィッチマン」(215人)でした。
参考までに前回の調査時は、1位「出川哲朗」、2位「太川陽介」、3位「嵐」でした。
〇今月も海外で大活躍の有名野球選手が首位!!
最近CM等で目にした有名人について調査したところ、「大谷翔平」が全体で551人で首位となり、アクエリアスのCMで目にした人が最も多く85人でした。2位は「綾瀬はるか」が483人でランクイン、ユニクロのCMで目にした人が最も多く151人でした。3位は「木村拓哉」が259人でランクインし、マクドナルドのCMで目にした人が最も多く113人でした。
どちらの詳細も下記リンクよりご覧ください。
https://www.qnri.net/kt/MarketingT/tm/admin/dataH_202111.html
以上タレマ!でした。
(記:小松)
▼コンジョイントQ&A
「コンジョイント調査を実施する際の指針はありますか?その1」
再びマーケティングテクノロジー藤井でございます。
「クライアントからコンジョイント調査を実施したいと言われたけれど、これまで実施したことがないので何か考える指針のようなものはありますか?」というご相談を頂くことがあります。
今回は概念的なお話しですが、コンジョイント調査実施の際の指針をご紹介したいと思います。
1.テーマを確認しましょう
コンジョイントに限らず調査を実施する際の基本ですが、まずはテーマを明らかにしましょう。
製品自体の構成についての調査なのか、販売チャネルに関することなのか?販売パッケージやSKUに関する調査なのか?等々です。
例えば以下のようなテーマがあります。
〇商品開発
どんな製品特徴やサービスが重視され、どんな組み合わせが良いのか?
〇販売チャネル
どんな状態なら買いやすいのか?
〇新商品投入の波紋分析
新しい商品を市場に投入したときどうなるのか?
〇価格調査
価格をいくらにしたら良いのか?
〇バルク
価格と入り数などパッケージの魅力的な組み合わせは?
2.属性・水準を考えましょう
コンジョイント調査の対象となる商品やサービスなどについて、消費者は何を重視しているのか現状で分かる範囲で構わないので「要素=属性」を考えてみましょう。
まずは属性を全て列挙するつもりで考え、一通りリストアップした後で列挙した属性の重要性を考えるとスムーズだと思います。
属性の例としては以下があります。
ブランド、価格、デザイン、色、速度、強度、効果、サイズ、頻度、含有量、成分、簡単さ、テイスト、フレーバー、産地・・・等々です。
通常、棚に並ぶような商品では消費者は多くとも5~6つの属性によって購入を決定していると考えられます。この時点で多くの人があまり大切だと思わないようなものが分かるのであれば外しましょう。
長くなりますので続きは次回とさせて頂きますが、属性・水準を決める際に注意する点などお話ししたいと思います。
弊社コンジョイントサイト
https://m-te.com/mte/conjoint-analysis-2/
▼スタッフコラム
「グレートフィルター」
担当の田村です。
新型コロナウイルスもだいぶ落ち着いてきましたね。
何で陽性者数が減少したのかあまりよくわかっていないようですね。ワクチンなのか、人流の抑制なのか。不思議です。
ここ2年くらいは「ウイルスで人類は滅亡する」等という悲観的な話題もよく聞きました。少し前も「AIの暴走で人類は滅亡」なんて言う話も世界の著名人が真剣に語っていました。
このような未曾有の事態に直面し本当に人類は未来も安泰に存在していけるのか様々な議論が活発化しています。
誕生から数百万年経つ人類はこの先どうなるのでしょうか。
これには2つのシナリオがあるそうです。
グレートフィルターという言葉をご存知でしょうか。生命の存続には大きな壁があり、それを超えているのか、はたまたまだその壁に直面していないのか。このいずれかのシナリオです。
グレートフィルターは宇宙人に出会えない理由と考えられています。
宇宙にはものすごい数の星や銀河が存在しているので宇宙人はいるのではないかと言われますが、それでも出会えません。フェルミのパラドックス等と呼ばれます。その理由がグレートフィルターということです。
人類や生命の滅亡という壁には、上記のウイルスによるもの、制御不能となったAI、環境破壊、核戦争、巨大隕石衝突等色々なことが考えられます。災害レベルではなく、生命すべてを根絶させてしまうような障壁です。
1つ目のシナリオは良くないパターンです。人類は未だグレートフィルターに達していない場合です。
今後人類は進化していく途中でグレートフィルターに阻まれ滅亡するということです。
同様に宇宙人にもグレートフィルターが存在していて我々人類と接触するような文明に発展する前に滅んでしまうということになります。
人類も同様のシナリオが適用される可能性が高いということになります。
2つ目は既にグレートフィルターを通過しているパターンです。こちらは望ましいケースです。
人類が過ごしてきたどこかにグレートフィルターがあり、既にそれを超えてきたということです。この場合、人類は一番最初にグレートフィルターを通過した文明であり、そうした文明はこの宇宙にないということになります。
グレートフィルターがどこにあるかは地球外生命体の探査が重要になります。見つけた地球外生命体の知的レベルが高ければ高いほど厄介です。
火星に単細胞生命が発見されたとすれば、人類以外にも生命が存在することが決定的となります。
この場合、無数に星はあるのでこの広大な宇宙のあらゆるところに膨大な数の生命が存在することになります。
しかも、膨大な宇宙の歴史で言えばこうした生命が人類よりもはるかに進化していても良い訳です。
例えば10億年前にこうした宇宙人が誕生していたとしたら、現在はものすごい進化した宇宙人になっているはずです。当然電波文明を持ち、いやそれ以上の高度な文明のはずです。
しかし現在こうした知的生命体は見つかっていません。宇宙人とコンタクトできないということはグレートフィルターによって滅んでしまったということになります。
グレートフィルターは、上記の仮に火星で発見されたとするような単細胞生命体が、もう少し複雑な細胞構造に進化するところにフィルターがあるのか、はたまた知的生命体に発展する前にあるのかはわかりませんが、見つかった生命体の進化より後のタイミングにグレートフィルターがあるということになります。
見つかる生命体が進化していればしているほど、大きければ大きいほど困ることになります。この進化や成長以降にフィルターがあることが確定的になります。
今後どこかの惑星に地球人よりも進んだ文明の遺跡等が発見されれば最悪です。人類の進化の先にグレートフィルターがあることになります。
人類の存続を考えるのであれば2つめのシナリオ、つまりグレートフィルターを通過していることが望まれます。この場合、人類が最初の知的生命体となるので宇宙人には出会えません。孤独な存在ですが。
なので地球外生命体など見つかっては困ると言えるかも知れませんね。
(記:田村)
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