2021.01.06 |
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いつか実現?怖い気もする新技術 [MTレター052]
当メールは以前弊社スタッフと名刺及びメール交換させて頂いた方に送らせて
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▼今月のコンテンツ
ご挨拶:いつか実現?怖い気もする新技術
タレマ!:2020年最も印象的だったタレントといえば
コンジョイントQ&A:CBCの問数や1画面中に呈示するカード数の考え方
スタッフコラム:大みそかにおせち料理?
▼ご挨拶
「いつか実現?怖い気もする新技術」
あけましておめでとうございます。
マーケティングテクノロジー藤井でございます。
昨年はみなさまには大変お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新春号ということで今はまだちょっと遠い話かもしれないけれど、いつか現実になるかもしれない新技術をご紹介したいと思います。
〇カメラ映像を脳に直接送信
これまでは視力を失ってしまった場合、視力回復には人工の目、つまり網膜の作成が試みられていました。
ところが目の見えない人の大部分は網膜と脳をつなぐ神経に問題があり、人工網膜では光を取り戻せないそうです。
そこで、障害を持ってしまった視神経を使用せず、カメラの映像を直接脳に送信してしまう技術が開発されつつあります。
脳に直接信号を送る「視覚インプラント」を行ってしまおうというわけです。
歯のインプラントはよく聞きますが、元々「インプラント」とは体内に埋め込まれる器具の総称で、歯以外にもいろんなものを体内に埋め込んでしまう技術がどんどん現実的になっているようです。
実際にスペインで脳に直接信号を送る「視覚インプラント」を行い、光を取り戻した女性がいます。
こちらが手術をして視力を取り戻した方です。
仕組みとしては、小さなカメラを仕込んだメガネをかけ、カメラの映像をコンピューターで処理し、電気信号に変換します。その信号を人の後頭部に移植された電極を通じて、脳の視覚野に直接送信するというものです。
脳と網膜をつなぐ視神経のバイパスを作るという方法です。
半年の実験では、その女性は天井の照明、紙に印刷された文字などの単純な形、そして人を認識することができ、さらには脳で直接パックマンのようなゲームまでプレイしているそうです。
視覚インプラントはまだまだこれからですが、すでに聴覚インプラントは世界ではかなり現実的に行われているようです。
外部マイクで拾った音をデジタル信号に変換し内耳のインプラントに送信するもので、デジタル信号を受け取ったインプラントは、電極を通じて脳が音を解釈する神経に電流パルスを流します。
1961年に初めて実用化され、今では世界で50万人以上が聴覚インプラントを使いながら日常会話を交わしているようです。
〇イーロン・マスクの脳直結装置
イーロン・マスクさんは脳とマシンを直結する技術(Brain Machine Interface)を開発するためにNeuralink(ニューラリンク)という企業を立ち上げたのですが、その会社で着々と新技術を開発しているようです。
BMI(Brain Machine Interface)は、大脳皮質に微細な電極を埋め込み、神経細胞の活動電位を直接読み出し、外部に情報として伝えるデバイスです。
まずは脳の障害などで意思伝達が難しい人に向け、考えるだけでコンピューターに直接文字を入力できるシステムの開発を目指しています。
脳直結型装置「LINK V0.9」は、大きさは23mm×8mmで、頭がい骨と同程度の厚さだそうです。1024チャネル分の電極や半導体部品、2次電池のほか、6軸のモーションセンサー、温度センサー、圧力センサーなどを備えています。
こちらが脳直結装置のインプラントです。
インプラントを脳に埋め込んだところです。
バッテリー駆動で、使用持続時間は「1日中」で、専用の無線充電器で「スマートフォンと同じように充電」で、一晩でフル充電できるそうです。一晩でフル充電というところが何ともリアルですね。
これまでは人間がコンピュータを使用するのにキーボードを打ったり、マウスを操作したりしていましたが、この装置を使えば人間とコンピュータの対話をロスレスで直接コミュニケーションでき、容易化、高速化が実現できるそうです。
将来的にはこのシステムで記憶喪失、脳卒中、中毒症状など、神経疾患のあらゆる解決に役立てたいとしています。
また、ユーザーの健康状態を監視し、例えば心臓発作を起こしたら警告を発するようにもできるそうです。
先日行われたプレゼンでは、脳直結型装置を埋め込んだ豚が元気そうに活動しつつリアルタイムでデータを取得できている様子が披露され、同装置から取得した信号を基に推定した豚の動作と、実際の豚の動作がほぼ一致していることが紹介されていました。
〇意識を機械にアップロードして「不老不死」を実現
「人間の意識を機械にアップロードすること」の実現を目指しているベンチャー企業があります。
株式会社MinD in a Device(マインド イン ア デバイス)という会社で、東京大学大学院の脳科学の教授も参画して20年以内の実現を目指し日々研究に励んでおられるそうです。
人間の意識を機械にアップロードすることができれば、肉体的な終わりがきても意識としては生き続けられるということで、まるでSFの世界のようです。
工程としては3ステップだそうです。
1)
「ニュートラル(まっさらな状態)な意識」を持つ機械(=スーパーコンピューター)を用意
2)
脳内の情報を読み取れる装置を脳内に設置、「ニュートラルな意識を持つ機械」と接続することで、両者の意識を一体化
3)
2)のステップを長時間行うことで、生きた人間の脳から「ニュートラルな意識を持つ機械」に膨大な量の記憶を転送
2)の状態で記憶転送が完了していないニュートラルなままの意識で生体脳が亡くなってしまうと機械の方が「ここはどこ?私は誰?」という状態になってしまうそうですが、無事に転送完了すると自分の意思がもう1人分存在することになるということです。
文字にすると3ステップで簡単に見えてしまいますが、本当に現実となるのでしょうか・・・?
いつか個人の希望でもう一人の自分を手に入れるようになったりするのでしょうか・・・?
もう一人の自分を手に入れるかどうか選択できるようになったらあなたは手に入れますか・・・?
さまざまな技術が研究開発され、現実的に人々に供給されていっているのですね。
今はまだ遠い将来の話のようですが、そんなに遠くなく実現してしまうかもしれません。
楽しみなような怖いような気がしますね。
ニューラリンク社
https://neuralink.com/
株式会社MinD in a Device(マインド イン ア デバイス)
https://mindinadevice.com/
(記:藤井 )
▼タレマ!
「2020年最も印象的だったタレントといえば」
担当の遠藤です。
タレマ!とはタレントマーケティングの略で、毎回テーマを定め、テーマからどんな有名人を想像するかという調査を行い発表させていただきます。
また、他にも定例の質問といたしまして、最近CM等で目にした有名人を調査しており、そちらもまとめております。
クリスマスと聞いてどんなタレントが思い浮かぶかを全国の15歳以上の男女5004人を対象に調査を行いました。
結果は下記の通り!です。
〇今年もあのミュージシャンがダントツでトップ!
「2020年印象に残った有名人」について調査したところ、2020年で活動休止を発表した「嵐」と答えた人が全体で527人と最も多く、2位は「フワちゃん」で425人、3位には「渡部健」(244人)がランクインしました。
参考までに昨年の調査時は1位「嵐」、2位「沢尻エリカ」、3位「イチロー」でした。
〇やはりあのアイドルグループが首位!!
最近CM等で目にした有名人について調査したところ、「嵐」が全体で1165人で首位となり、ソフトバンクのCMで目にした人が最も多く137人でした。2位は「綾瀬はるか」が326人でランクイン、パナソニックのCMで目にした人が最も多く86人でした。3位は「イチロー」が283人でランクインし、ユンケルのCMで目にした人が最も多く77人でした。
どちらの詳細も下記リンクよりご覧ください。
https://www.qnri.net/kt/MarketingT/tm/admin/dataH_202101.html
以上タレマ!でした。
(記:遠藤)
▼コンジョイントQ&A
「CBCの問数や1画面中に呈示するカード数の考え方」
再びマーケティングテクノロジー藤井でございます。
時々CBC調査を実施するにあたり、問数を何問にすればよいのか、また1画面に呈示するカード数はいくつにすればよいのか等のご質問を頂きますので、この場をお借りして紹介させて頂きます。
CBCの場合、サンプル数と水準数、問数(試行数)のバランスにより水準呈示数とその各水準の均衡呈示(直交性)を維持しようとします。
またCBCは全体効用モデル(Aggregate model)と呼ばれ、基本的にはサンプル全体で効用値を考えるものです。
※CBCでは階層ベイズによる推定で個人ごとの効用値も推定することが可能です。通常は階層ベイズ解析を行います。
よって、CBCでは1人ごとの問数、カード呈示数は元より、全サンプルでの各水準の露出度を確認し設計する必要があります。
CBCの問数、水準数、サンプル数は以下の式を目安として、それぞれを調整します。但し、あくまでも目安ですので厳密にお考えいただく必要はありません。
※尚、属性数は以下の式に含まれませんので影響しません。
n=サンプル数
t=質問数(試行数)(15問以下推奨)
a=1画面中の呈示カード数(通常4~5)
c=最大水準数(各属性中で最もたくさんの水準を持つ属性の水準数)
n x t x a ÷ c >1,000となるように調整します。
できれば
n x t x a ÷ c >2,000~3,000以上の方が理想的です。
また、同時にnを外した
t x a ÷ c > 3以上(最低2以上)
が成り立つようにします。
よって例えば
サンプル数n=500
質問数=10
1画面中の呈示数=4
最大水準数=8
の場合、500 x 10 x 4 / 8 =2,500 また10 x 4 / 8 = 5となりますので設計的にはOKです。
サンプル予定数が少ない場合は、質問数を増やすか呈示数を増やす、あるいは水準数をできるだけ減らす必要があります。
上記に限らず、コンジョイントに関する疑問等ありましたらいつでも何なりとお問合せ頂けましたら幸いです。
弊社CBCサイト
https://m-te.com/mte/plan/cbc-2/
弊社CBC FAQ
https://m-te.com/mte/cbc/
▼スタッフコラム
「大みそかにおせち料理?」
担当の生田です。
コロナの影響でステイホームの機会が増えた2020年でしたが、皆様も年末年始は家にいる機会が多かったのではないでしょうか?今年は帰省しない方が増えた分、浮いた旅費を投じ、豪華なおせちを購入する人が多かったそうです。
ところでこの「おせち料理」ですが、北海道や東北地方の一部では大みそかに食べる習慣があるのはご存じでしょうか?
そもそもおせち料理の起源は、大晦日の夜に「歳徳神(としとくじん:その年の福徳をつかさどる神)」を迎え入れて料理を神前に供え、ごちそうを共食し無病息災を願うことであり、元々は正月ではなく大晦日に食べる料理だったそうです。
このおせち料理を食べるときに、両端が細く中程が太い箸「両口箸」を使うのは、一方は自分用、もう一方は神さま用とした共食の考えに基づくものであるそうです。
その名残で今でも、東北の一部地域では大晦日に「年取り膳」などを食べて祝う風習が残っているそうです。
現在は、大晦日の日没以降に降臨する「年取り神(歳徳神、年神様)」と共食するという新年を迎えるためのならわしが、多くの地域では「年越しそば」がこれに取って代わったと言われているそうです。
こうして一部地域を除いて、大晦日は年越しそば、正月にはおせち料理という形式に至ったそうです。
会食や「密」が嫌煙される昨今ですが、「年の初めに神さまと食べる食事がおせち料理」というおせち料理の本来の意義は覚えていてもいいように思います。
(記:生田)
●弊社サイト
https://m-te.com/mte/
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