2022.05.12 |
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超音速旅客機 [MTレター068]
当メールは以前弊社スタッフと名刺及びメール交換させて頂いた方に送らせて
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下さい。
▼今月のコンテンツ
ご挨拶：mRNAワクチン、がん治療の初期治験が始まりました！
タレマ！：復活した芸能人と聞いて思い浮かぶ有名人といえば
コンジョイントQ&A：キャッチコピーにお悩みならMaxDiffはいかがでしょうか その１
スタッフコラム：超音速旅客機
▼ご挨拶
「mRNAワクチン、がん治療の初期治験が始まりました！」
マーケティングテクノロジー藤井でございます。
GWも終わり平常モードに戻りつつある頃かと思いますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
コロナ感染予防でお世話になっている「mRNA（メッセンジャーRNA）ワクチン」ですが、いよいよがん治療でも治験が始まり有望なデータが得られつつあるようです。
mRNAワクチンはもともとがんの治療法として研究が進められてきましたが、新型コロナの世界的流行により新型コロナに対するワクチンとして応用されたという経緯があります。
〇マウスの実験（2021年10月頃）
ドイツの製薬企業ビオンテック社などの研究チームが遺伝物質のmRNAを使った治療薬をマウスに投与しがんが縮小したと発表しました。
ビオンテック社は日本でも広く接種されている米ファイザー社のコロナ用mRNAワクチンを共同開発した企業です。
開発チームは免疫を活性化するなどの働きがある「インターロイキン１２」や「インターフェロンα」など４種類のたんぱく質の設計図となるｍRNAを開発しました。
このｍMRAをマウスのがん組織に注射したところ、20匹のうち19匹でがんが縮小し、40日以内にほとんどのがん細胞がなくなったとのことです（残り１匹のがんは逆に拡大）。
チームには、mRNA医薬品の基盤技術を開発したカタリン・カリコ・米ペンシルベニア大客員教授も参加しています。
〇ヒトへの治験
ビオンテック社は2022年4月11日、mRNAを用いた新たながん治療法について初期段階の治験で有望なデータが得られたと発表しました。
治験が行われたのは、患者の体内から免疫細胞を取り出し遺伝子操作でがんへの攻撃力を高めて再び体内に戻す「CAR-T細胞療法」に、がん細胞の表面にあるタンパク質を認識して反応するよう免疫系を訓練するmRNAワクチン「CARVac」を組み合わせた新治療法です。
治験データから、mRNAワクチン「CARVac」によって「CAR-T細胞療法」の効果が増幅し、遺伝子操作した細胞が腫瘍内に入り込んでがん細胞を攻撃できるようになることが示唆されました。
「CAR-T細胞療法」は造血組織の異常による血液がんの治療法としてはすでに承認されていますが、臓器などにがん細胞が集まってできる固形がんに対してはあまり有望視されてきませんでした。
ビオンテック社は今回のデータから「CAR-T細胞療法」は血液がんと同様に固形がんでも成功する可能性があることが示唆されたとの見解を示しています。
今回の治験を主導した研究者は、治験に参加したさまざまながん患者16人では副作用の程度など薬にどれだけ耐えられるかを表す忍容性も良好だったと明らかにしています。
14人の患者では有効性が評価でき、6人には腫瘍が縮小する「部分奏功」がみられたそうです。
ただまだ初期段階のデータであり、実際この治療法が有効なのか、有効だとすればどの程度有効なのかを適切に評価するにはデータが不十分で、今後より大規模で長期にわたる治験を必要としています。
とはいえ、世界的なコロナ流行によりmRNAの研究開発が急速に進み、また一歩がん治療への応用に近づいた気がします。
先月このメルマガでご案内した老化除去薬の研究も進んでいるようですし、いつかは人間が病気にならない日がくるのでしょうか・・・？
（記：藤井 ）
▼タレマ！
「復活した芸能人と聞いて思い浮かぶ有名人といえば」
担当の西村です。
タレマ！とはタレントマーケティングの略で、毎回テーマを定め、テーマからどんな有名人を想像するかという調査を行い発表させていただきます。
また、他にも定例の質問といたしまして、最近CM等で目にした有名人を調査しており、そちらもまとめております。
「復活した芸能人」と聞いてどんなタレントが思い浮かぶかを全国の15歳以上の男女5010人を対象に調査を行いました。
結果は下記の通り！です。
〇電撃結婚した、毒舌芸人が首位！
「復活した芸能人」と聞いて思い浮かぶ有名人について調査したところ、「有吉弘行」と答えた人が全体で547人と最も多く、2位は「ヒロミ」で519人でした。3位は「渡部建」135人でした。
参考までに昨年の調査時は、1位「有吉弘行」、2位「ヒロミ」、3位「ヒロシ」でした。
〇今月も海外で大活躍の有名野球選手が首位！
最近CM等で目にした有名人について調査したところ、「大谷翔平」が全体で561人で首位となり、アクエリアスのCMで目にした人が最も多く54人でした。2位は「綾瀬はるか」が470人でランクイン、ユニクロのCMで目にした人が最も多く165人でした。3位は「木村拓哉」が249人でランクインし、タウンワークで目にした人が最も多く72人でした。
どちらの詳細も下記リンクよりご覧ください。
https://www.qnri.net/kt/MarketingT/tm/admin/dataH_202205.html
以上タレマ！でした。
（記：西村）
▼コンジョイントQ&A
「キャッチコピーにお悩みならMaxDiffはいかがでしょうか その１」
再びマーケティングテクノロジー藤井でございます。
新商品を発売する時、お菓子で新しい味を出す時、大々的にプロモーション活動をする時などなど消費者にささるコンセプトやキャッチコピーをどうするか悩むことがあるかと思います。
そのような時にMaxDiffはいかがでしょうか。
〇MaxDiffってどんなもの？
MaxDiffは「買いたいもの vs 買いたくないもの」、「重視しているもの vs 重視していないもの」、「魅力的 vs 非魅力的」、「当てはまる vs 当てはまらない」等の対をなす考え方で各アイテムを評価してもらい、アイテムごとのスコアを算出できる手法です。
アイテムは商品コンセプトやキャッチコピーなどが該当しますが、MaxDiffは複数のアイテムの選好度・重要度スコアを得ることが可能です。
コンジョイント分析と多くの共通点がありますが、より使いやすく、より多様な調査に適用できる簡単さが特徴で、「ベスト・ワースト・スケーリング 」としても知られています。
〇メリット１：質問が簡単です
設問イメージ
上記のイメージで言いますと、アイテム（キャッチコピー）の中から「最も買いたいもの」と「最も買いたくないもの」を１つずつ選ぶだけですので、回答者負担が少なく回答精度が高いと言えます。
〇メリット２：優先順位や魅力度がクリアに
解析結果データは重視度として以下のようにスコア化できます。
大量にあるアイテム（キャッチコピー）も順位付けが可能で、アイテム（キャッチコピー）に対して重視されている価値がクリアになります。
〇メリット３：各アイテムの重視度を比較することができます
アイテム（キャッチコピー）は全てスコア化されますので重視度をアイテム（キャッチコピー）間同士で比較することも可能です。
全アイテム（キャッチコピー）合計で100%となるように百分率でスコアを算出します。
商品のキャッチコピーやコンセプトの伝え方にお悩みの際にはぜひMaxDiffをご検討ください！
次回はMaxDiffの結果データ例をご案内しようと思います。
MaxDiffデモ画面はこちら
https://www.cjtsv.net/t/maxdiff/
▼スタッフコラム
「超音速旅客機」
平素は大変お世話になっております。
MT武江でございます。
今月も多数ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さま、超音速旅客機の「コンコルド」をご存じでしょうか。
コンコルドは、イギリスとフランスが共同開発した、超音速旅客機で、最高速度がマッハ2(時速2180キロメートル)、秒速に換算すると、約680m/sになります。
1秒の間に680m程進むと考えると、想像もつかない速さですね。
小学生の頃初めてコンコルドを知ったときは、どのくらい速いかわからないにも関わらず、とてもワクワクした記憶があります。
通常のジャンボジェット機は、マッハ0.8程で（時速988キロメートル）、秒速に換算すると、約300m/sになります。
これでも十分速いですが、音速旅客機は通常のジャンボジェット機に比べて2倍近く速いことになります。
東京-大阪間は通常のジャンボジェット機では、約1時間半ですが、超音速旅客機であれば約45分で着くことになります。
もはや、通勤圏内ですね。（東京-大阪間には就航されないと思いますが。。）
しかし、コンコルドは、音速を超えたときに発生する、轟くような大音響（ソニックブーム）の発生や排気ガスによる大気汚染が問題となり、通過国からの反対が多く、就航路線が限られてしまったため、商業運航としては失敗となり2003年をもって退役となりました。
このコンコルドの退役のニュースはよく覚えています。
その後、超音速機は就航しておらず、現在まで至っています。
しかし、現在、2030年頃を目途に商業運航を目指して、再び超音速機の開発が進んできているようです。
コンコルドでの問題は、上記の通り主にソニックブームの発生でした。
このソニックブームの低減技術を、日本のJAXA（宇宙航空研究開発機構）が企業や大学と連携して開発しており、すでに実証実験の段階まで来ているそうです。
あと10年程度で商業運航を目指しているとのことで、引き続きこの話題に注目していきたいと思います。
（記:武江）
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