平均効用値と平均属性重要度の算出方法をご案内します。
平均属性重要度の算出方法
以下の図が個別効用値から平均重要度を算出する手順です。
個別効用値はAさん、Bさん、Cさん・・・の各個人毎の効用値です。
説明をシンプルにするために、属性はヨーグルトのブランドと価格の2属性、水準はブランド3水準(明治ブルガリア、ビヒダス、ナチュレ恵)、価格3水準(110円、130円、150円)としています。
① まずは個人毎の属性ごとのレンジを算出します。
Aさんの「価格」属性を例にとってみると、最大効用値(110円「0.51」)から最小効用値(150円「-0.17」)をマイナスすると価格のレンジ(幅)が「0.68」となります。
Aさんの「ブランド」属性では、最大効用値(明治ブルガリア「2.18」)から最小効用値(ナチュレ恵「-0.14」)をマイナスするとブランドのレンジ(幅)が「2.48」となります。
② 次に全ての属性のレンジを合計します。
Aさんでは
ブランドのレンジ「2.48」+ 価格のレンジ「0.68」= レンジの合計「3.17」
になります。
③ 各属性のレンジを全ての属性のレンジの合計で割ると、属性ごとの重要度が算出されます。
「ブランド」属性であれば、ブランドのレンジ÷レンジの合計です。
Aさんの「ブランド」属性は 2.48 ÷ 3.17 = 0.78
Aさんの「価格」属性は 0.68 ÷ 3.17 = 0.22
④ 各個人で算出された属性重要度を平均すると「平均属性重要度」が算出されます。
ここではわかりやすいように「%」としました。
平均効用値の算出方法
平均効用値の算出方法はシンプルで、図中の⑤のように、各個人毎の効用値を平均すると全体の平均効用値が算出できます。
算出数式が入っているエクセルは以下からダウンロードできます。
ご興味がある方はご参照下さい。