バルク(入り数と価格の関係)のシミュレーションを行う場合、キーはなんと言っても商品ラインアップと消費者タイプのセグメント化です。
とにかく入り数と価格に禁則をかけないようにするのがコツです。
とは言うものの、やはり入り数(サイズ)と金額を一度に調査したいという要望は常に発生しています。
そこで、入り数と価格をコンジョイントで調査する上での解決方法のひとつとして条件付き価格提示という設定方法があります(CBCのみ)。英語では Conditional Pricing Display と呼ばれています。
例えば以下のようなケースを想定することにより、入り数と価格の関係の調査を禁則設定をかけずに実施することが可能になります。
このように各入り数ごとに、ある程度リーズナブルな価格範囲をそれぞれ設定してやることにより、30個入りで1480円など、ちょっとあり得ないような提示を回避できます。
それぞれの入り数での価格弾性を考えて範囲を持たせ、調査が可能となります。
金額をLOW、MID、 HIGHのようにして、変数代入方法により提示することで所望の提示を行うことができるようになります。
※但しこの場合、異なる価格帯域同士を含むシミュレーションで金額と金額の間にある仮想設定水準(例えば1680円)のような水準の間の値を指定することができなくなります。(刻みの間を取るようなシミュレーションを行わない場合は問題ありません。)
またシミュレーション結果として効用値などの全体平均を算出する上では、表記はLOW、MID、 HIGHのように出力されます。