2020.07.03 |
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前回25項目のMaxDiffを実施しました。この調査の続きを予定しておりまして、その時に調査にかけなかった新項目20個を設定し、同じようにMax-Diffで優先順位をつけたいのですが、問題は、「前回調査の25項目も含め、今回の20項目と計45項目で優先順位を明らかにしたい」 というものです。 Max-Diffは相対的なスコアになるため、 異なる調査同士のスコアは比べられないと思います。 やはり、前回25項目+今回20項目を加えた45項目で実施するしかないでしょうか?
やはり本来としては45項目にて実施するのが最も良い方法かと存じます。
この場合、45アイテムありますので1画面に最多の6アイテムを呈示ししながら、23試行行っていく形になります。23回もの繰り返しになりますのでかなり大変な印象かと思います。
また、どうしても前回の結果を完全一致しない可能性もありますので、その点注意が必要です。
2番目の案としてはこちらもやや苦肉の策という感じは否めませんが、第1回調査の際の特定の1項目(最も人気の高かった項目が良いかと思います)をベンチマーク項目として、新規調査の25項目に加えて26項目で実施し、実査解析後に第1回と今回調査の結果をこのベンチマーク項目をキーとしてつなぎスコアを再計算するような形になります。以下の例のような計算の仕方になります。
※個人別のスコアでは誤差が大きくなるかと思いますので、全体やグループ平均から計算するのであれば一応理論上は可能になるかと存じます。
こちらのもう一つのメリットとしては問数繰り返しが少ないだけでなく、前回調査はそのまま使いますので結果はもちろん変わらないということになります。
但し、前回のアイテムと今回のアイテムのほとんどは直接比較されませんので演繹的に評価されているだけになります。
また、第1回と第2回の時間が空いてしまうと、そもそものベンチマーク項目の評価自体が変化してしまうことがありますのでその点も注意が必要です。
TwoMaxDiffConnection (Excel 16.4kb)